肌で起こる酸化について
私たちの体内で酸化の影響を受けた時、見た目に出やすいのは肌の変化や肌トラブルです。
肌は表皮・真皮・皮下組織で構成されています。
肌の表面には常に皮脂が分泌されています。皮脂は天然の保湿クリームのように皮膚をコーティングして水分の蒸発を防いだり、肌のバリア機能を担って異物の侵入を防いでいます。健康で美しい肌を保つ為には欠かせないものです。
皮脂に含まれる脂質は、皮膚常在菌によって分解され、脂肪酸がつくられます。肌が直接紫外線を受けると、紫外線の刺激によって活性酸素が生み出されます。
活性酸素が過剰に発生すると、皮脂からつくられた脂肪酸や肌細胞の酸化がすすみます。
このように肌で酸化が起こっていくのです。
皮脂量は気温が上がると増加しやすいため、夏は酸化による肌トラブルには特に注意して下さい。
肌の酸化を防ぐ抗酸化物質や抗酸化酸素は年齢とともに減少し、肌細胞のターンオーバーも遅くなります。
《いつまでも美しい肌であるためには》
①紫外線の過剰な刺激から肌を守ること。日傘、日焼け止め、帽子など外側からのケアをおこなう。
②同時に内側のケアとして食事で意識的にビタミンやポリフェノールなど抗酸化物質を補うことが大切です。
1年を通して紫外線は肌へと降り注いでいます。
この時期も紫外線対策は忘れずに過ごして下さい。
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